踊町紹介

紺屋町<傘鉾・本踊>

紺屋町が奉納するのは本踊です。
演目は長唄「稔秋染耀紺屋彩みのるあきそめてかがやくこうやのいろどり」です。
中島川のそばに位置する紺屋町。かつて染物屋さんが多かったことにちなみ、川のほとりで遊ぶ子供たちや仕事に励む染物職人を演じ、昔の町の風情を表現します。また、トンボに扮した子供たちが染物職人の肩に止まる可愛い演出で華を添えます。

大黒町<傘鉾・本踊・唐人船>

大黒町が奉納するのは、江戸時代、中国から長崎へ交易品を積んでやって来た唐人船です。
今年は日中平和友好条約の締結から40周年。今回初めて、福建省の古い民謡を歌う演出を取り入れました。
根曳衆が福建の言葉で力強く歌う内容は「人生の希望」。幸運を呼ぶ「ヤーハ」の掛け声と唐楽のリズムに乗って豪快な船回しを披露する唐人船。傘鉾には、町名にちなんで大黒様の金色の打ち出の小槌と2匹の白ネズミを配してあり、大変おめでたいものとなっています。

出島町<傘鉾・阿蘭陀船>

江戸時代、西洋に開かれた唯一の窓口であった出島。
その場所に位置する出島町が奉納するのは、当時のオランダ商船を思わせる阿蘭陀船です。
最大の見せ場はオルゴール回し。大きな船をゆっくりと、曲に合わせてオルゴールのように回します。また、当時の日本人とオランダ人に扮した町の子供たちが、オランダ船入港の様子を表現する「こども舞踊隊」が出島表門橋を架ける姿にもご注目ください。

小川町<傘鉾・唐子獅子踊>

小川町が奉納するのは唐子獅子踊です。
一時期はくんちの舞台から姿を消していた小川町ですが、平成9年に「中尾獅子浮立・唐子踊保存会」の協力を得て復活。今回で4回目の奉納です。
長崎市の無形民俗文化財に指定されている中尾地区の獅子浮立は、五穀豊穣を願う踊りとして200年以上受け継がれている伝統あるものです。町内の17人の子供たちが演じるユーモラスなサンコさんは平均年齢3.7歳。過去最も若い唐子踊にも注目です。

東古川町<傘鉾・川船>

中島川のほとりに位置する東古川町が奉納するのは川船です。
船回しはスピード感にあふれ、踊り馬場いっぱいにダイナミックに引き回します。
注目は、船歌に合わせて披露される網打ち。川船を奉納する町の中でも網打ちのとき、船歌があるのは東古川町だけ。この船歌は100年以上前から口伝いに受け継がれてきたという伝統あるものです。網打ち船頭が7匹の鯉を一網打尽にする姿が楽しみです。

本古川町<傘鉾・御座船>

本古川町が奉納するのは、かつて長崎港の警備にあたっていた細川藩の軍船をモデルとした御座船です。
この御座船に乗り込むのは、船長ふなおさと囃子方の子供たち。「お囃子の本古川」とも言われる囃子は、雅楽の伝統を重んじた格調高い旋律です。傘鉾のダシは鼓や笛などの雅楽を題材にした美しいもの。
注目は船回しの「寸止め」。長采の目の前で船をぴたりと止める技は息をのみます。伝統の囃子と豪快な船回しに期待しましょう。

椛島町 <傘鉾・太鼓山(コッコデショ)>

椛島町が奉納するのは長崎くんちの中でも長い歴史をもつ太鼓山、通称コッコデショです。
ルーツは大阪にあるともいわれ、219年の歴史を持つ椛島町のコッコデショ。五色の布団を載せた1トンを超える大きな太鼓山を、36人の担ぎ手たちが「コッコデショ」の掛け声とともに天高く放り上げ、片手で受け止めます。
今回、その太鼓山を新調。福島県・川内村から寄贈されたヒノキで作り変えました。太鼓と男たちの掛け声、一糸乱れぬ動きに圧倒され、地元でも、ファンの多い奉納踊りのひとつです。